11月に取り壊されたギャラリー

「こんなことになるとは夢にも思わなかった!」のできごとがありました。
5月に白アリの大群が飛び去ってやれやれ、秋になったら駆除してもらおうと思っていたのです。
      
「ながくてアートフェスティバル2015」が終わってすぐ、工事にとりかかってもらいました。
まず天井を剥がすと、飛び去った跡はあったけど巣はなかったのです。
しかし壁がふわふわして、手で押すと曲面になるのです。

結局は左の写真のようにすべての木部が食べられていて、現役の白アリ帝国を形作っていました。
これまでのギャラリーへの未練はあったけど、何一つ残すことなく撤去することにしました。

残ったのは分厚いコンクリートの壁,入口ドア,飾りドア,そして出窓だけが無事で、柱一本残りませんでした。
でも本体の構造には何の影響もなかったので、またこれから作っていくことにします。
ここまで破壊されると、いっそ清々しくも感じられるのがふしぎですね。


訪れる人たちが楽しんで見てくれたけど

ギャラリー内部は賑やかだった

アートフェスティバルでの企画展「こめのゆめ」


     
     ギャラリーに置いてあったモノはすべて工房に運び入れました。
     工房内はけっこう混雑してきたけど、冬に向かうので賑やかでいいかも?
     どんな素材で作るのかを検討して、これから新しいギャラリーの計画をコツコツ進めていくのです。
     楽しみにしていることは、行き場のなかった「ステンドグラスの障子」をはめ込むこと場所ができることです。


アート作品と機織り機がズラリ

天井にも糸がぎっしりと吊り下がる

晩秋の欅の落ち葉がいっぱい のんびり糸を紡ぐ

アーティストに描いてもらった小屋のドア