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2010年07月19日(月)

目の高さに 欅の根元

東海地方に 梅雨明け宣言があった昨夜遅く セミが鳴いた。
今年の第一声、弱々しい下手な鳴き声だけど 確かに庭から聞こえてきた。

庭にある「欅の株立ち」の根元から、毎年多くのセミが羽化して飛び立つ。
自然の摂理なのか、外気が一定の温度になると地表に出てくる不思議さ。

外へ出るのも億劫な時、ここだけはヒンヤリしているのが工房の中である。
半分地下に埋まっているため外気の影響が少なく、夏は涼しく冬は暖かい。
そのため 一年を通して 最低限の冷暖房で済むのがありがたい。


この半地下室には直射日光が当たらず、そのことが後に工房として使うことになったわけだ。
25年前、この家を建ててくださった大工の棟梁が言ってたこと、
「ここは日が当らんで 住むにはむつかしいなあ。もぐらになっちゃうでよ」

しばらく何でも入れておける倉庫,かくれ部屋みたいに、用途の定まらない空間になっていた。

20年前に機織りを始めた。 1台,2台と機が増えると、この空間が格好の置き場所になる。
染め続けた糸も どんどん増え続け、箪笥に入れても入れても溢れ出す。
収納できなくなった糸を壁に釘を打って掛けてみた。 全部収まってしまった。

今の収納場所は 天井と壁だけで十分足りている。 風や空気に触れて年中虫干しをしていることになる。
収納場所としての効用以外に、欲しいと思った糸が 手をのばせば届くところにあるという便利さだ。           


ぎゃらりーの卓上扇風機

夏だけの壁掛け扇風機

大きな鏡の横にも掛ける


そして真夏日の今日、東京や大分では 36度を突破した地域もあるそうだ。
ほんとに暑い! 外を歩くとどっと疲れ ぐったりしてめまいがしてくる。 
2階にあるパソコンの前にドタッと座るのはいいが、文字を入力するのも億劫になるくらいだ。

1階の工房に降りると 少しひんやりする。 確実に2,3度はちがうのだろう。
この一週間で、高機に掛けた経糸 幅48㎝,長さ7、7mの布を織りあげてしまった。
これからの季節は、暑さのせいで捗らないと思われるが・・・。
天井の糸を見上げながら色を選び、せっせと織っていれば暑さを忘れることもある。

欅舎を訪れる方たちと一緒に、小さな扇風機だけでこの夏を乗り切っていこう。


Posted by 欅舍のひろ at :  パーマリンク