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2011年09月10日(土)

  この夏の終わりに 一冊の画集に出会った。
  一人の画家が30年近くもテーマにした 一人の女性とその暮らし を描いたものである。
  
  この画集を見たその夜、心の奥深くに沈んだ興奮?のためか 私は一睡もできなかったのだ。

  代表作「クリスティーナの世界」に登場するクリスティーナは、
  画家ワイエスの別荘の近くに住んでいた オルソン家の女性である。

  生来病弱で孤独に育ったワイエスは、このポリオで足が不自由な女性が、
  何もかも自分の力でやってのける生命力に感動した。
  そして、出会いの時からその死まで 30年に亘ってこの女性を描き続けた。


クリスティーナの世界 1948年 テンペラ画

アンドリュー・ワイエス


  ワイエスは1917年、ペンシルベニア州フィラデルフィア郊外のチャッズ・フォードに生まれる。
  心身ともに虚弱であったワイエスは、ほとんど学校教育を受けず、家庭教師から読み書きを習った。

  絵の師は著名なイラストレーター(挿絵画家)であった父親(N.C.ワイエス)である。
  ワイエスは自宅のある生地チャッズ・フォードと、別荘のあるメーン州クッシングの2つの場所以外には
  ほとんど旅行もしなかった。
  彼の作品のほとんどすべては、この2つの場所の風景とそこに暮らす人々とがテーマになっている。


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Posted by 欅舍のひろ at :  パーマリンク

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