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2010年08月27日(金)

 染色をするようになったきっかけは 織物に使用する綿糸を 草木染することでした。
 身近にある植物を採集しそのエキスを煮出し、2,3日かけて 糸の芯まで色素を浸み込ませる染め方です。
 白い服を染めるときのように、糸に染めムラを作らないことに注意します。

 数年前に出会ったこの染色 「(通称)レインボー染め」は その対極にあるものでした。
 短時間で, 一つの容器で, たくさんの色を同時に染める発想は新鮮そのもの。
 初めて染めるときの素材は 羊の原毛が失敗が少ないようです。


200gの原毛を容器に入れる

溶かした赤・黄・青の染料入れ

染料の吸収に食酢を入れる


 色の三原色(赤・青・黄)があれば、どんな色でも作り出せるので、まずは 元になる三色を用意します。
 酸性染料(羊毛・絹用)の粉末を きっちり3g量って、100ccの温湯でよく溶かします。

 加熱してお湯の温度になったら、正三角形の頂点と容器が接した地点から、それぞれの色をそっと流し入れます。
 沸騰が始まったら火を弱め、助剤を全体に降りかけて弱火で30分ほど続けて加熱。

 この間、かき混ぜたり,中心部分を突付かないように注意して、色が濁らないように注意します。
 容器に注ぐ色の比率は、黄3・赤2・青1にすると 夫々の色が 穏やか溶け合える色合いになります。
                      (黄は弱い色・赤は中くらい・青は強い色)

     使い残した染料は 蓋付きの容器に保存しておけば、2ケ月は使用できるでしょう。


染めた原毛を笊に上げ乾かす

カーディングしたふわふわの原毛


染める度に色合いが変化するのは、染料の割合, 火加減, 容器中の湯の対流によるものといえるでしょう。 
 人知を超えた「火と水の力」は 予想もつかない色を生み出し、これを染める度に楽しんでいます。
 染めた原毛を 気の向くままに紡いでいくと、思いがけない色が繋がって一本の長い糸になるのが面白いです。

レインボー染めに慣れたら 染料の分量に注意して、下のような染め方もどうぞ。
 化学染料は ゴマ粒一つの違いで色合いが変化しますので、入れすぎないように注意します。
 でも、「思った色に染まらなかった」という失敗はあっても、どんな色でも使ってみるとそれぞれの味わいを感じます。


青と赤を多く 黄は少し

黄を多く 赤と青は少し

鮮やかな 段染め


Posted by 欅舍のひろ at :  パーマリンク