2021年03月16日(火)

   一宮は昔から糸の紡績や織物の生産地で有名だった。
   今は紡績の本体である工場を海外に移したので、一宮での紡績工場は激減している。

   100年近くの歴史を持つ老舗工場が幕を下ろしたとき膨大な量の糸を頂いたが、
   一本一本が蜘蛛の糸のように細いのでどう使ったらいいかずっと思案に困っていた。

   今年になってコロナ感染第三次の逼迫で余儀なく家に居ることが日常になってきた。
   ゆとりのある中で浮かんだことは、あの糸たちを束ねて新しい糸を作ったらいいかもと思ったのだ。

   年末から1月にかけて束ね糸をつくることに夢中になり、面白いほどの量の糸を巻き取った。
   色糸がほとんどだが色糸も交じって美しい。
   この糸たちを様々な色に染めたら多様な織りものが出来るかも・・・
 


紡績工場で使い残りの残糸いろいろ

繊細な白糸を10本束ねて巻く

巻いた糸をそのまま染料液に浸す

加熱していくと全体が染まる


   
   たくさんの色で染めた後、網のネットに入れて脱水して天日に当てて乾燥する。
   このままでは形が崩れていて嵩張るので、ピンポン玉のようにきっちりと球上に巻いておく。
   テレビを見ながらの無心な作業はけっこう楽しかった。


黄,橙,ピンク,紫,青,緑を順に染めていく

ステンレスボールは一つでこれだけの色に染まった


   今まで織ったことのない糸を使ってこれから織っていこう。


Posted by 欅舍のひろ at :  パーマリンク

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