今年は自身の体調管理のために、あちこち出歩くことをやめた。
アトリエで過ごす時間が増えたことにより、遠ざかっていた糸や布に対する愛着を取り戻す。
毎日糸に触れ、一筋ずつ織り進めることで布になる。
このモノづくりの楽しさから ずっと遠ざかっていたようだ。
これまで外部の作家さんの協力で、いろいろな展示ができたことに感謝している。
様々な分野の多彩な作品を見せていただき、染織しか知らなかった自分の世界が広がった。
モノづくりは 自分で作っても,人の作品を見ても楽しい。
気に入って購入させてもらったコレクションがあちこちに溢れている。
コレクションは今までは出番がなく、ただ置いてあるといった状態が続いてきた。
どの作品も作者の思いが込められ、一つ一つが存在感を放っているというのに。
近いうちにコレクションの中から作品を選び、テーマに沿ってギャラリーに展示したい。
今年の終わりの展示は、ギャラリーの主役としてこれらの作品を配置してみたい。
脇役として季節に合った織布を配して主役をひきたてることができたらいいな。