2023年04月25日(火)
カテゴリー: 暮らしのスケッチ
運転免許書き換えのために眼鏡を作り変えようと眼鏡店を訪れたのが始まり。
入念に視力検査をしてもらったが必要な視力がどうしても出ないとのことだ。
お店の人が「眼科医に診察してもらってください」と・・・
免許証書き換えまで1ケ月もないので、すぐに行動を開始した。
診察の結果はひどい近眼に加えて、両眼とも白内障と分かる。
手術する以外に方法がないと知らされ、愛知医大への紹介状を渡される。
その週の半ばの手術では濁った水晶体を取り除くだけだと思っていた。
しかし、人工レンズをはめ込むためにどこに目の焦点を当てるかを聞かれる。
スマホやパソコン,読書や手仕事のために「40センチの距離の単焦点」を選んだ。
この単焦点レンズは保険内で賄えるので、医者のおすすめの治療法だそうな。
手術の経過は医者から事前に知らされていたので、とくに不安はない。
まず濁ってしまった水晶体を摘出する。 その後超音波を使って水晶体の中身だけを砕いて吸い取り
水晶体の袋(嚢)は残す。残した袋の中に、水晶体の代わりとなる眼内レンズを挿入するのだ。
麻酔薬の入った目薬を右目に差されて少しすると、視界の光がボーっとしてくる。
きれいな花びらのようだと感じたが、施術中のメスや手はまったく見えないし痛みもない。
手術は10分で終わり、右目に白いガーゼの眼帯をして20分安静になる。
その後は片目だけで歩き、停留所からバスに乗って帰宅した半日コースである。
翌日はガーゼを外すためバスでの往復となった。
診療室でガーゼが取り除かれ恐る恐る目を開くと「何?これは!」とびっくりする。
部屋の中が白くて明るく、視界がくっきりと見えるのだ。
試しに手術をしていない左目だけで見ると、白い壁はベージュ色に変わった。
バス停から空を見ると、透き通った青空が見える。サツキの植え込みは白やピンク色。
また左目だけにするとベージュと赤っぽいサツキの花になった。おもしろいなあ。
その後の視力測定の結果、(右目0,03→0,6)と私としては大出世ではないか!
次は左目の手術が2日後に控えているが、手順も分かってゆとりができた。
Posted by 欅舍のひろ at : パーマリンク