2023年12月11日(月)

クマクラというメーカーの高機だった

3年前にアトリエに来た織機は、高さ,幅,奥行き,重量とも半端ない。

ある人から頼まれて引き取ったけど、織るまでの準備に時間がかかる。
そのために6mの縦糸を掛け、長い期間織り続けられるようにした。

困ったことは狭いアトリエがさらに狭くなったことだ。
うっかり動くとぶつかるし、存在感が半端ないから視界を遮るのだ。
それでも頑丈な織機の良さもあって、きっちりとした布に織りあがる。

つい最近、この織機を使いたいという人が現れてから急展開する。
岐阜県に住む 暮らしの中でモノづくりを営むご夫婦である。
とんとん拍子に話が進み、数日前に軽トラックで訪れてくださった。
大きすぎてドアから運び出せないので、一部を解体して出すことに・・・
無事にトラックに乗せられて遠ざかる姿に「これまでありがとう」と。

嫁入り先のアトリエは広々とした仕事場なので何の心配もない。
これからはアトリエを訪れる皆さんに可愛がってもらえるといいな。


              
        そして今、高機がなくなったここのアトリエは 印象が変わってしまった。
        もうぶつかることもないし、視線を遮るものがないのですっきりしている。

        年の瀬に一つの区切りをつけられてよかった! また新しい年を迎えよう。



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2022年06月28日(火)

    ろくに雨が降らなかったのにいきなり梅雨明けですか?
    一挙に気温が上昇して体ががついて行かれない。
    食欲もなくなんかだるい感じがして元気が出ない。
    外に出ると熱気が押し寄せてぐったりする。

    こんな時の私の避暑法はペンキを塗り替えることなのです。 


フェンスも緑に塗って白いドアとマッチしていた


数年前に塗った白いドアがくたびれて
触ると白い粉が付くようになった。
これは劣化してきたことを現ようになった。

どんな色にするか思案していたら、
以前に購入して未使用のペンキが目についた。

まずは白いドアに若草色を塗ってみた。
これはけっこう鮮やかでドアだけが目立ってきた。

他のペンキを探すと、深い藍色のペンキが見つかった。
これがいい!


緑の壁と飾りドアが一体化してきた

下地に黄緑系が塗っておいたので
温かみのあるブルーに仕上がった。

このインディゴブルー(藍色に近い)は
他の色ともよく調和する。
夏に限らず、冬でも心地いいのだ。

準備から完成までき3時間足らず、
夏は乾燥が早くて午前中に終わった。

ペンキの効用は 建物の変身と保存性。
私には簡単で楽しい作業なのです。


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2020年11月03日(火)

   もう11月になったが、コロナで始まった今年はまだまだしっかり管理しなくてはいけない日々が続く。
   やっと、ブログをご無沙汰したこの2ケ月半のことを振り返ってみたい気持ちになった。

   気軽に外出できない気分だった今年の前半から、少しずつ近辺を巡って人やモノに会うことが増えてきた。
   それでも1日の大半を過ごすのは一人でモノづくりをしている場所なのだ。
   そこは1階の元車庫を改装したことから、道行く人の会話が自然に聴こえてくる場所だ。
  


この2ケ月半で工房らしくなった

ここにいると落ち着くし自然にモノづくりを始める。
つくることが日課のようになって、1日外出した日にはどこか忘れ物をしたような気になる。

以前は無音の中で機織りをしたり糸紡ぎをしていた。
コロナで外出制限があった3月ごろからCDで音楽を聴くようになった。
それまで無縁だったクラシック音楽にはまり、バッハ,ベートーベンなどから最近の作曲家まで聴いていた。

今は図書館で借りた名作の朗読CDを聴いている。
音のある世界を楽しみながらせっせと手を動かすのだ。


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