2023年11月11日(土)

建物に入る前のエントランスの奥には 大きな郵便受けがある。
20年前に大工さんが作った家型に彩色し、表札を彫って取り付けた。

この郵便受けは雨にも濡れず、大きな荷物も入って便利だ。
宅急便が来ると 右の扉の外にあるインターフォンが押される。
自宅二階のリビングに通ずるので、階段を降りて受け取っていた。

しかし、左側にはもう一つの入り口とインターフォンがあるのだ。
このインターフォンは1階にしか通じないので2階には聞こえない。
配達する人はどちらを押したらいいのか、迷うことが多かった。
気の利く人は両方を押してくださったのだが・・・

それで模様替えをして、もう少し分かってもらえることを試みる。
「右の扉は自宅です」 ,「左の扉は工房です」との区分けだ。

果たしてこれからどうなるのか?


右の入り口は自宅用です

左の入り口はアトリエです

どちらから入っても
いいんだけどね。

左はアトリエと
ギャラリーにも
通じます。

ぐるりと回れば
右の入り口へも
二階にも
登れるの。

郵便屋さんは
知らないでしょう。


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2023年03月16日(木)

     3畳の広さのアトリエをもっと使えないかと見まわしたら、出窓が目についた。
     ここは織りに使う糸車などの小道具,染めた糸を天井からぎっしり吊るしてある。
     道路沿いだけど、北からの光線が1日中安定して差し込むので落ち着けるのだ。

     織の小道具は使うときだけ取り出せばいいし、糸は織機のある奥野空間の壁に吊るす。
     これだけの移動で少し暗かった場所にパーっと光が差し込み生まれ変わったのにびっしり。
     出窓の壁面と底面の汚れをふき取った後、ライトグリーンのペンキを塗る。
     
     「何となく置く」という習慣をやめて「必要な時だけ置く」という場所にしよう。
     「通常は何もない空っぽの場所」は今までなかったなあ。 
     何もないガラーンとした空間を一つ作るだけでも、気持ちにゆとりができたと思える。
  


手前に小さなテーブルとイス二脚のみ

糸がすぐに使える高さに吊るしてある


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2023年03月09日(木)

    冬の間にしたことは「絵を描く場所をつくる」ことだった。
    道路沿いのアトリエは靴のまま入ってこれるので、ちょっとした応接間にも便利に使用できた。
    常に使うわけではないので四六時中ほぼ空いている。
    ここは外を通る人の声が聞こえたり、郵便や宅配便の受け取りにも最適な場所なのだ。

    ここを自分の居場所にしよう・・・そうだ!絵を描くアトリエがいい。
    北の窓から差し込む光は1日中変わることなく安定している。
    そこで必要なものだけをなったなったすべてのものを取り去ったら結構広くなった。
    残したのは小さな接客用のテーブルとイスが2つだけ、これも絵を描く時の作業机になる。
    ここがこれからの私のプライベート空間になる。
    ずっと思い描いてきた「老後は絵を描こう」が、遅まきながらやっと始まる。
    


絵の下に収納棚をつけ下部にも絵を描いた

描きかけの絵は壁に収納できる


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2022年12月21日(水)

     冬ごもりの前に、きのう2年ぶりにホームページをリニューアルした。
     欅舎と10年余も関わってくださる美陽さんと一緒に、あれこれ話しながらのデザイン作りだ。

     美陽さんの結婚前からのお付き合いで、その後二人の娘さんも小学生となった。
     それだけなら普通の女性だけど、子育てと仕事を両立させているしなやかさがすごい。
     婚約したときから生涯の伴侶となった夫君とデザイン会社を立ち上げ地域に根付く。

   情報誌「耕ライフ」を発行し続けて10年、地域密着情報誌として日本一の「大賞」となった。
   会社と自宅の周囲にある農地でミツバチを育てて「はちみつ」の生産販売、農業に携わる人の応援など。
 
     「おめでとう」と言うと「コツコツやってるといいことあるんだよ」とさりげなく笑う。
     大変な時もあっただろうに どこにも気負いが感じられない自然体に感心する。 
     
     デザインを一新したことで、更新を怠りがちだったこれまでを反省する。
     私もゆったりと楽しんで日常を過ごし、こつこつと何ものかを生み出したい。
 


織り手を待っているアトリエ

10月,11月のギャラリーでの展示が終わってホッとしたら、今年も残すところ10日となった。

「欅おりひめ」のメンバーとも「常設絵画展」の人たちとも、3月までの長期のお休みに入る。
人の訪れはなくなるので何をして引きこもろうか?

① 織り機3台にかかっている縦糸を織り上げる
② 描き途中のアクリル画10数枚を描き上げる
③ 染めたい糸を片っ端から何色かに染める
④ 積んである本を暇に任せて読むなど・・・   


    
    外出の機会も大切だから、それなりのスケジュールを立てている。
    いろいろな種類のカレンダーが集まったので忘れないように書き込んでおこう。
     


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2022年12月01日(木)

企画展「紙式4人展」はギャラリーいっぱいの動物たち


    
     今年10月の企画展は、岐阜市在住の男性作家4人の立体作品が展示された。
     段ボール紙,和紙,新聞紙でここまで力強いモノづくりができるのか? 

     「モノづくりをしないと生き生きした暮らしができない」という人たちに会ったこと、
     その制作の一端を見聞きできたことが何よりもありがたく思われた経験である。

     私はこれまで何をしてきたのだろう。
     毎日の暮らしに追われ、それなりに満足していたことがよかったことなのかなあ。
     企画展の最中にもっと自分なりの生き方(私にとっては表現活動)を見つけたいと思ったのだ。

     30数年続いた染織でのモノづくりはそこそこの域に入ったので、一旦ペースダウンしよう。
     糸という素材での表現には制約が多いのに、無理して絵を描くように織っていた。

     
     そうだ! 私は子どもの時から絵を描くことが好きだった。20代の初めまではね。
     人と比べたらこれといった才能はないけど、描くことそのものが楽しかった時代を思い出す。
     人と比べるのでなく(上手・下手にとらわれず)私にしか描けない絵って何だろう?
     難しいことは後にして、ひとまず描いてみた。

     小学校3年生まで暮らしていた「知多半島の丘陵とため池と海」、これが今でも焼き付いている。
     開発によって刻々と変化していく知多半島は、昔の姿を留めていない。
     ひょっとしたら私のイメージの中にしか存在しないのかもしれないけど・・・。    


のどかな秋の1日


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