2019年02月24日(日)

コンクリの隙間に育つ椿の根っこ

「団塊世代」の子どもは「団塊ジュニア」と呼ばれ、1970年代前半の生まれが中心ですが、1970年代後半も含めて考えます。
親も子も数が多く、烈しい競争にさらされて生きてきたのです。

6年前に書いた「働く」シリーズは、私個人(親世代)の働いていた環境を振り返ったものですが、何と恵まれていた時代だったか!
非公開にしているものを公開しても時代が違うし、いい切り口はないかな?

ふと、印象に残っていたSMAPの解散のことが頭をよぎりました。
まだ活躍できたのになぜ解散したのか? ホントのことは分かりません。
でも視点を変えると、解散は必然だったかも? と思えるのです。
メンバーたちはあと20年余りをこのまま走り続けられるのか?

ずっと続くと信じていた存在、これって勝手な幻想だったかも。
次の働き方を見つけるために、どっしり構える時間かも知れないのです。
新しい働き方が見つかったとき、5人のメンバーで復活することがあるかも。
長く芸能界の一線にいたメンバーの年齢は団塊ジュニアとほぼ重なります。

               同じ時代を共有しているため「SMAP世代」と名づけ「働き方」を考えたい。



     さて、団塊世代の多くの親は子どもに対して心の中でこう言っているでしょう。
                
     「俺たちはがむしゃらに働いたから今がある、ちゃんとした仕事(正社員とか)に就け」
     「努力すれば報われる、人並みに結婚して子どもを育ててこそ一人前だ」とか。

   私事で恐縮ですが、我が家の相棒もそれが口癖だった時期がありました。
   そのたびに世の中を斜めに見ている性格の私は「さあ、昔と今の時代はちょっと違うんじゃない?」と。
   基本的な違いは「景気に左右される雇用,働く状況の変化,考え方の多様性」かもね。

・親世代は「高度成長時代」に社会に出たので、一旦就職したら定年まで安定した収入を得ることができた。 
・団塊ジュニアは「就職氷河期」に社会に出たので、定年まで続く安定した職場を見つけることは難しい。


  ※ これから不定期に親世代と子世代の、ちょっと真面目な「働くシリーズ」を綴りますのでよろしく。
 

 


Posted by 欅舍のひろ at :  パーマリンク