2019年03月01日(金)

       まずは、SMAP世代でもある団塊ジュニアたちの時代背景から探ってみますね。


 団塊ジュニアが生まれた時期は、石油ショックによって高度経済成長が収束し、安定成長期に移行し始めた時期であった。小学校時代に当たる1980年代前半は、校内暴力が深刻化していた時期で、学校では管理教育の締めつけが強まり、いじめや不登校が社会問題となった。また学校週5日制はまだ実施されておらず、授業内容も多かったため、「落ちこぼれ」も社会問題となっていた。

 その一方で、「末は博士か大臣か」という高学歴者は勝ち組になれるという信仰がまだまだ根強く、「受験戦争」と呼ばれるほどの入学試験などの競争を強いられた。この世代は1980年代に実施されたゆとりカリキュラムで学んだ世代であり、ゆとり教育を受けた世代であると言える。

 ただし、高校受験において、総合選抜などの制度によって、一部あまり受験競争が厳しくなかった地域もある。世代人口が多かったにも関わらず全日制高校への進学率が90%以上を維持できたのは、そのような制度があったことも一因である。大学入試に至っては、この世代以降「学歴不問」を打ち出す企業が目に見えて増え、「入りたい大学より入れる大学」「現役は偶然、一浪は当然、二浪は平然(一浪は常識、二浪は普通とも)」「二浪で駄目なら専門学校」「国易私難」という言葉が飛び交った。
                  (以上 ウィキペデア「団塊ジュニアの学生時代」より抜粋)



この先に 何があるのか?

今は別に暮らしている息子二人は、SMAP世代つまり団塊ジュニアにあたります。
身近でよく知っているので、これからしばらくモデルケースに登場してもらいます。

きっちり勉強して現役で国立大学に入った兄,その2年後には六つの大学全部に落ちた挙句、私大の夜間に滑り込んだ弟とも,住んだこともない東京暮らしに入ります。

兄が在学中、研究室の先輩がサリンを製造して逮捕されたことが話題になりました。
同じ年に「阪神・淡路大震災」があり、日本中の人々が不安に包まれたものです。

バブル景気はまだ残っていて、バイトをして効率よく稼ぐことも十分可能でした。
これといった資格がなくても学校を出ればどこかへ就職できると思っていたのです。

    (※親の世代は高校も大学も、新卒はほぼ安定した職場に就職できました)



   バブル景気は日本人の美徳であった「勤勉・実直・真面目・努力」を見事にひっくり返します。
   株の値上がりを期待してお金を工面したり、土地の高騰を見込んで借金で購入した方が儲かったのです。
   バブルすなわち泡ですから、実体はないのに多くの日本人が浮かれまくった時代でした。

       (※この時代の流行に乗って 私も株の売買に手を染めました。
         値上がりで儲けたと思ったけど 収支では赤字という結果が残ったのです)

   この先に何が待っているのか? 知っていたのはだれだったのか?
   恐らく、冷静に世の流れを見つめていた人,バブルを仕掛けた側の人々,だったのじゃないかな。


Posted by 欅舍のひろ at :  パーマリンク