2020年06月13日(土)

   「絵を描く」というのは絵具やパステルで色彩を楽しむことだと思ってきた。
   風景でも生物でも特有の色に彩られているから美しく楽しいのだ・・・と。
   モノの輪郭線を描いてから彩色するのが通常のやり方であった。

   あるとき、鉛筆や木炭で絵を描く(素描)体験をしたのが文化の家の絵画教室でのことである。
   対象となるものを白,微妙な段階の灰色,黒で表現するモノクロの世界は、シンプルで力強いのだ!
   そして対象となるものに存在する「光と影」を意識することで立体感が強調されることが分かった。
    


部屋の中に絵を置いてみた

部屋にあるランプと糸たち

ブリキ缶と鍋いろいろ他

圦ケ池公園の藤棚下のテーブルとベンチ


   

   素描という表現方法に惹かれてデザイナーの運営する絵画教室に通い始めたのは1年半前のことだ。
   対象物を正面からだけでなく斜めからも後ろからも観察することで立体的に捉えることができる。
   集中して対象を見ることで全体の形が分かるのは新鮮でもあり難しくもあった。

   課題として出されるモチーフは見たことのないものばかりだから、じっと観察するしかない。
   四方八方から観察して全体像をつかみ、おもむろに鉛筆を走らせる。
   そして影の部分は数限りなく鉛筆の描線での重ね書きとなる


初めて見た白い巻貝は複雑

壊れた車輪と木槌など

バイクの部品で作ったもの

子山羊の頭部骨格


     
 ここから半年間、教室を休んで何も描かなくなったけどいろんな素描に出会った日々が続く。
      新型コロナ感染が落ち着いたので、また6月から再開することになった。


Posted by 欅舍のひろ at :  パーマリンク