2022年12月01日(木)

企画展「紙式4人展」はギャラリーいっぱいの動物たち


    
     今年10月の企画展は、岐阜市在住の男性作家4人の立体作品が展示された。
     段ボール紙,和紙,新聞紙でここまで力強いモノづくりができるのか? 

     「モノづくりをしないと生き生きした暮らしができない」という人たちに会ったこと、
     その制作の一端を見聞きできたことが何よりもありがたく思われた経験である。

     私はこれまで何をしてきたのだろう。
     毎日の暮らしに追われ、それなりに満足していたことがよかったことなのかなあ。
     企画展の最中にもっと自分なりの生き方(私にとっては表現活動)を見つけたいと思ったのだ。

     30数年続いた染織でのモノづくりはそこそこの域に入ったので、一旦ペースダウンしよう。
     糸という素材での表現には制約が多いのに、無理して絵を描くように織っていた。

     
     そうだ! 私は子どもの時から絵を描くことが好きだった。20代の初めまではね。
     人と比べたらこれといった才能はないけど、描くことそのものが楽しかった時代を思い出す。
     人と比べるのでなく(上手・下手にとらわれず)私にしか描けない絵って何だろう?
     難しいことは後にして、ひとまず描いてみた。

     小学校3年生まで暮らしていた「知多半島の丘陵とため池と海」、これが今でも焼き付いている。
     開発によって刻々と変化していく知多半島は、昔の姿を留めていない。
     ひょっとしたら私のイメージの中にしか存在しないのかもしれないけど・・・。    


のどかな秋の1日


Posted by 欅舍のひろ at :  パーマリンク